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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1392] 愛々傘
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


雲行きがあやしくなって
予報通りに雨が降ってきた
ひとつの傘の下で濡れないように
ふたり寄り添いくっついていたよ

きつくはない
だってそれは君とだから
こんなにも近くで
お互いの温度を感じられる

雨降りの日曜
僕ら愛々傘
街を行く人々
僕ら愛々傘

見上げれば
どうやら天気雨
うそみたいに太陽が顔を出し街を照らす
傘を閉じたら
今度はね
手を繋ごうか
僕の左手と君の右手
ほらこんなにも僕ら近く寄り添い笑いあえる

雨上がりの虹
僕ら手を繋ぐ
賑やかさ戻る
僕ら手を繋ぐ

雨が降る日は
僕ら愛々傘
晴れた日には
僕ら手を繋ぐ
いつでもさあ
僕ら
ひとつさ

雨降りの傘の下で
青色の空の真下で。

2007/08/26 (Sun)

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