詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
この世界にあふれている悲しみと喜び
どれだけあってどのくらいこの先出逢う
この世界にあふれている沢山の人々
まだ巡り会ってない人
巡り会わないまま何の関係も持たずに終わってしまう人
きっと数え切れないくらい世界にはそんなものがあふれている
すれ違っても最早遠い過去の産物
きっと僕は気づかない
気づかないまま通り過ぎてしまう
どれだけの人が世界にあふれていても
知らないならばいないも同じ
たまに存在を自分の中から消してしまうような時もある
嫌いで嫌いで嫌いだからっていう
一方的な激情で
今日もこの街のメインストリート
沢山の人波に見つけた名も知らない顔
明日会う人
一度会ったきりもう二度と会わない人
いろんな人と向かい合っていく
否が応でも
人は人と離れられない
どんなに嫌でも
一人で暮らしても。
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