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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1418] 愛すべき孤独
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君は来ない
空が朱に染まっても
君がいない
空が闇にのまれても

誰も信じない
君すら僕から奪った運命は尚更
神を信じない
姿さえ現さない臆病者の傍観者

季節が変わるように世界は今確かに変わりゆく
置き去りにした思いを運び届けるのは己だけさ

ヴァイオレットは君に答えるだろう
生きてきたこともそれ程には無意味じゃないと
ヴァイオレットは君に微笑むだろう
生きていくだけならそれ程難しいことでないと

だから
僕も答える
君というヴァイオレットの生花の一輪へ
そして
思いの全て
君に伝えるそれまでは僕は君1人だけの孤独であり続けると誓おう

この孤独が愛すべき孤独だということも
わかっているから
だからこそ僕はここに誓おう。

2007/09/04 (Tue)

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