詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
壁ばかりの世界
海沿いへ行けば
見えるだろうか
希望への出口が
見るものすべて
疑ってしまえば
何もかもすべて嘘になる
聞くことすべて
信じないならば
愛の言葉さえ雑音になる
耳を塞ぎ目を潰しては
人は誰も歩けない
それと同じようにねぇ
信じるからこそ
見えてくるものがある
わかることがあるんだ
どうか瞳そらさずにいて
夜に怯えないで
いつかヒカリを手にする
その時まで
引いては満ちる波の様さ
君よ側で笑って
壁ばかりの世界
海沿いへ行けば
見えるだろうか
希望への出口が
どんな言葉ならばいいだろう
どんな言葉がお気に召すかな
胸の中を 胸の中を
飛び交う沢山の光
闇の中で 闇の中で
輝きを放つ君と光
僕と君が住む世界
決して
思い通りにはならないさ
だけど決して
嫌いじゃない世界
工事中の看板
避けて別の道を選ぶ
道はひとつとは限らない
だけど決して
簡単じゃない道のり
僕は君と歩いてく
胸の中を 胸の中を
飛び交う沢山の光
闇の中で 闇の中で
輝きを放つ君と光
いつかこの手にする
君の愛は僕のもの
そしてこの心も躰も
僕の愛も君のもの
いつか
光へ
灯台の照らす先へ
いつも
側で
やさしさ分け合う
僕は在るべき場所へもどる
朝も夜も隣には微笑むきみ。
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