詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
深く深く息を吸い吐き出す
そんな事を繰り返すだけで僕は生きられる
酸素には限りはないのです
いつか君はそう言いながら偉ぶりながら笑ってた
世界はいま目覚めます
おはようと誰かが朝にコロンと誰かへこぼせば
それはひとつのRiSMになって響くのです
街行く人の流れにさり気なくとけ込むように
いつかは誰も受け入れたくない運命の日に身をゆだねざるを負えないらしいです
永遠という都合の良さに任せるわけには
どうやらいかないらしいから
世界が目覚めた瞬間に
僕は1人悟りました
ああ
もう後には引き返せない
つまりは返れないのだなと
僕は遂に悟りました
それはいつか
僕が生まれ未来をはじめて真剣に考えはじめた年の頃
世界が瞬き目覚めた時と共に僕は薄々感じ取ったのです
それを確実だと思ったのは
案外つい最近のことで
自らの手で凍り付いた祖父の体に触れたときに
あぁ…と気付いたのです。
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