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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1565] 恋桜
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


なにもかもすべて失ったとしても
あの輝いた日々だけはいつまでも
その目映いばかりのままでいてほしい
たとえどれだけの月日が僕らを年老いさせたとしても
大事な気持ちをずっと保てるなら
それで良いさ

始まりの季節に淡く切ない恋をした
カッコいいことは言えないけれど
はじめてのあんな気持ちが心をチクッとさした
窓の外にはもうすぐ咲きそうな桜
僕らの恋もパッと咲くといいな
じらさないですぐさま答送って
春風のうたに乗せて

恋桜 いつだって人は同じ夢を追ってはいない
別れ別れの旅はつづくよ訪れし春に誘われて
同じこの桜の木の下で
また巡り会える日までサヨナラさ

時期外れの甘酸っぱい恋に想い馳せて

またこの場所で新しい恋が始まるのさ
あの日感じた気持ちもう一度この胸に。

2007/10/02 (Tue)

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