詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ああ、今夜は少しせつない夜だから
君と過ごしたい一緒にいたいよ
街はいま眠ったみたいに静かだ
きこえる音といえば車が通る音だけ
ねぇ、 いつもせつない夜だから
すぐに泣いてしまう涙こぼれてしまう
どんなささいな事にでも心崩れて
もうあきらめたから切り捨てただけさ
これからの日々にそんなものなくたって
いらないと思えば持つ必要もないからね
でもいつからかそれは当たり前のような事として世界に広がった
今、
様々な迷いそして悩みにいる中で
期待を抱いて不安にそれを押しつぶされ
言いたいことも闇の中
当然という言葉に片づけられてまた新しい今日の流れ去る時の中へ溶けだしていく
だから、
もうさびしい物語はおしまいさ
そっと、
カーテンを閉めるように目を閉じる
今日という名の僕という物語の1ページを
また次のページを
明日というページをめくるんだ
絶え間なく
終わりまで続く日々が星のように
この世界にたくさんの喜び悲しみ
降り注ぎ
闇も光も同じように光を放ち
輝きをつれてくる
それがきっと僕が求め続けた愛という光
ぬくもりという夢
輝きは空に
今喜びは星のように小さくても
いつか大きな喜びになるんだ
輝きを増していく
未来のその先の道に君がついてきてくれれば
僕の隣でただいつものように笑いかけてくれるだけで
僕は頑張れる
生きていく意味を探して
見いだした答は君でした
行き着いた場所は君でした
君じゃなければだめな僕の最後のわがまま聞いてほしいんだ
うなずいて
頬に冷たくあたる夜風に身も心も青く染まっても
まだ胸の中残る不安があっても
これからはこの僕が肩を貸すよ
君の杖になる
ただひとつ
君をまもりたい
君を悲しませるすべてのものから
ああ、まもりたい
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