詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君と笑いあった数より
君と泣きあった事より
君と喧嘩した夜よりも
思い出すのは君にもらった言葉のひとつひとつ
記憶に残ってるのは君がみせた優しさだったり
君と過ごした日々より
君と話した内容よりも
君と行った場所よりも
まず思い返せるのは君の仕草やちょっとした癖
記憶の中に本当に刻むべきはそういう場面だと
永遠の無い限りある時の流れが教えてくれる
そして、
今日もまた時間はあっけらかんとしてる僕を置き去りにして
「さよなら」の言葉も贈ることもないまま過ぎていく季節を連れて来たり連れ去ったり
君との大切な大切な時を流し命の期限を少しずつ確実にすり減らしてゆくのだろう
永遠の無い限りある時の流れが教えてくれる
それでも
生きていくことでみつかるものがあると
わかることがあると
過ぎ去る季節の変わり目時の去り際
そっとつぶやくように
吹き抜けていく風にのせた歌にして伝えることだろう
もう二度と戻らない
この爽やかな感覚を
噛みしめて今を精いっぱい目いっぱい僕は生きていきたい
1分1秒たりと無駄にしたくない
1分1秒さえも楽しみたいから
この道の先この時間の過ぎ去った後になにが待つのか知らないでも
きっとそこにはステキな明日があると信じて歩もう
信じて生きていこう 夢を背負い 愛と共に
同じ時間の中で同じ風を感じてさあ生きていこうよ。
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