詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
何か満たされなくて
その何か満たすために
何かを犠牲にするのも
惜しくなどないよ
たったそれだけの命だったという事だから…
言葉ははねる
時に拾い上げた己を死に追いやる
言葉とは諸刃の剣
そういうもんだよ
闇に墜ちてく瞬間に世界は共鳴し光ったよ きれいに
そんな景色を墜ちてく前にみた みた…ような気がした
何かを埋めるために
誰かの命も
ゴミのように捨てるのですか?
それが本当に人間のすべき正しさですか?
何もかも知ったような 知ってるような見透かした目をしたあなたをただ許せなかっただけ
ただいなくなればいいのにと本気で思って現実で本当になってしまっただけなんだ
言い訳はすでにもう彼方より遠く
聞き入れられるわけもなく
ほころびは広がり
世界は腐りはじめ
狂ってくよ
それをただ死骸の僕は色のない瞳に映してるだけ だけ だけ だけ
淀む世界で平泳ぎしながら
がら がら がら。
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