ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 魔法の笑顔〜magic smile

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1761] 魔法の笑顔〜magic smile
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君のその言葉は 傷ついた僕を時にいやし
君のその温かさは 負けそうな僕を励ます

けれど時には 喧嘩なんかしちゃったりしたときに心にもないとっさの一言で僕は 傷つく そして君へも同じように 放った僕の鋭い刃のような言葉が 君の心を傷つけ お互いの心に深い傷をつくる

「ごめんね」とためらわずに言えるかい?
僕から先に謝らせておくれ 僕が謝ってどれだけ君の傷がふさがるのか もちろん無かったことにはできないけれど…

僕はそれでも 自分の言ったことやしたことの悪さをわかっているから
だからこそ「形としてとりあえず」なんて気持ちではなく 本当に心から悪かったと想いながら言うよ

何度も何度も 胸を打つ声が涙になり心の傷にしみて少し胸の奥がじんわり痛む
うなだれてしまうな
情けない嗚咽が夜の静かな部屋の中に同じ音程で ずーっと

夜明けがふたりを迎えにくる 窓からさす光は心までを包む
昨日のことはもう過ぎたことさと笑う君
結局許してしまうの

お互いがお互いにぺこりとおじぎを三回
また変わらない一日が変な具合で訪れる

僕は君のそんなとこ好きになったんだろう
好きになってよかった今本当に卑しい心なく
思えることが嬉しくて笑顔こぼれる

昨日の騒ぎがまるでうそに思えるほどに
サイコーの笑顔が心の傷をまたいやすよ

ほらこんなに幸せだよ
ほらこんなに笑えるよ

君がそこに居るだけで
君がそばで笑うだけで
それだけで僕はもう
たまらなくなってさ
何もかもどうでもよく
なってしまうんだよ

君の魔法の笑顔をこの瞳に映すだけで
君のすてきな笑顔が瞳に映っただけで

ほら僕はこんなに幸せな気持ち ああ僕はこんなに満たされた気持ちになれるんだ

2007/11/24 (Sat)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -