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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1764] 冬色の天使
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


夢みることを忘れた天使が冬のこの寒空の下に舞い降りて
僕らに忘れかけてた大切なこと思い出させる為に夢みさせる

ちょっとヒステリックな夜がまどろみながらも進む 地球儀の上で眠りこける世界がまたもとの場所に戻るように 明日へと時間は動き夜が明け朝になり 気が付けばもう 目覚めてて眠気眼の僕はトーストにかじりつく

離れてゆく大陸は海へと沈む 悲しみが永遠へ流れていくように 喜びを今分かち合い進むべき未来の形を空に描いたらそのまま瞳の輝き絶やすことなく さあ進んでゆこう 僕らの未来へ 来るべき明日の曙へ 来年もまたこの場所であおう
誓う言葉は冬の透き通った澄んだ空に願いが舞い上がり届くだろう 冬色の天使がまた来年の今頃には忘れかけた気持ち僕らの心に届けるよ
きっと また思い出せるから今だけは吸い寄せた唇をまだ離さないでもう少し抱き合っていましょう
気が済むまで お互いのぬくもりが世界の温度を上げてあっためるほどに ああ
ラブユー ラブユー
永遠に愛するあなたへの歌なのでしょう。

2007/11/25 (Sun)

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