詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
それならいっそ全部忘れてしまった方が楽だし打撃も少ないだろ
時は遠くして
夢は遙かに
春は来ないまま
またひとつ時は満ちて季節流れ 年は行き過ぎ 歳を増やす
無駄に重ねてるように何ひとつ手元にはなにもなく切なさとほろ苦さだけこの胸で
同じことの繰り返しさざ波が行ったり来たり気持ちと気持ちはいつもすれ違い
悲しいね
うれしいね
そんな事当たり前すぎてと時々ぼやく
他人には遠慮なく汚い言葉で毒づく
そんな自分だということに気づくとなんだか悲しくて愚かすぎて情けなくなるのさ
自分に自分で同情してしまうけれど
ああ 今はきびしい言葉で自分を戒めるときだから
さあ 動くんだ僕よ
面倒だといい腐るな
もう一度枯れ落ちたそのしわしわの根っこをへたれ込んだその身体を起こして歩き出すんだ
ああ 何度でも
光がみえるまで
夢をつかめるまで
まだこの旅は終わってなかったんだな
つづいてたんだな
それまで
旅は終わらない
ずっと ずっと
ずっと ずっと
人生という長き旅路の中で その先で夢という輝きをゆくべくあしたを目指すべき未来を見据えながら
ああ 弱気な心たたき起こして いざ進め
負けそうな自分を励まし
逃げてしまう自分なら逃げるなとその手を引き戻すくらいの勇気さえあれば
夢なんか 夢なんか
つかめるよ いつか
そういう声に自信はやっぱりなくて
そんな簡単につかめたらだれだってつかめるから不思議じゃないけど不思議なくらいに夢を叶える人を思うってことは
人一倍努力をしてきて夢を手にした人たちに抱くあこがれ
なぜあの人たちばかりと才能があるからだとか言ってふてくされずにいよう
まだ少し僕の中には勇気という歩き出せる力がまだ残ってるから
あきらめずにゆこう
ゆこう ゆこう ゆこう ああ…
輝くあしたがだんだん見えますように。
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