詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
私は君を抱く広く大きな海になりたい
私をやさしく包み込んでくれたあなただけの海になりたい
いつかは誰もこの世界と永遠の別れをしなければならないときがくるから
※それならば僕は君の心にそっと咲く花になって
苦しいときや君が涙を流すときに少しでも側にいて励ましたいな
心なしか眠れずにいる夜も君が望むなら
この長い道のりを共に歩んでもいいよ
君がたとえばとある悲しい出来事に泣き崩れてしまうようなときには迷わず誰よりも先に駆け寄って
その冷たい握る人のない孤独な両手をそっとにぎらせてほしい
そして何もいわずに抱きしめてまた君がそれで笑えるならば
どんなときでも自分の用事など後回しにしてどんなに忙しくても君のところにとんででも行くよ
眼を閉じ耳をすませばきこえてくる
君が泣いてる声が聞こえたような気がしたからきたんだよって
もしそんな機会があるなら
もし僕が君を守れるそんな存在になれたらいいなあ
だけどそんな都合のいいありえなさそうな事なんてないよなあ
でもまったくないとは断言できない
『神様はときに味なことをするときがあるからね』もしかしたら…
私は君を抱く広く大きな海になりたい
私をやさしく包み込んでくれたあなただけの海になりたい
いつかふたりのところに終わりがきても
ちゃんと受け入れられるだけの覚悟を決めておく必要があるときがいずれやってくる
どうしようもない悲しみとこみ上げる不安に今からそんな事考えてもむだなだけだと促すも忘れた振りできても決して忘れられたわけじゃなかった
心の中ではまだ思い出せば鮮明に記憶に新しすぎて悲しくなるんだ
とてつもなく
(※ 繰り返し)
この長い道のりを共に歩んでもいいよ
そうしていつかいつの日かたどり着く
今はまだ遠い未来で笑いあえるように
そのために今この時を精いっぱい生きよう
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