ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 輝きの屑

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1825] 輝きの屑
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


しきりに心に映る
あなたは誰なの?
あなたを見れば見るほどになぜ思いはつのり苦しくなるの?
胸は恋に焦がれてるのか
これが恋というものなのか
最初はなんなのかわからなかったけど
落ち着いて考えたらこれはまさしく恋でした

夜空の向こうにずっと向こうに散りばめられた星たちの数より多く悲しみや歓びはあるけれど
そんな事忘れて歩いていきたい この静かな今宵だけは
この星に生まれて恋をして
あなたに出逢い愛を誓いずっと繰り返す悲しみと歓びを感じて歩いていきたい
どんなに悲しい結末がふたりを待っていようと最後の最後まで僕は握ったこの手だけは離したりしない
この思いはまるで流れ星が流れ去った後に流れ損ねた輝きの屑のようにずっとここに残るから
ふたりを照らす星になって今夜も僕らを照らしてるだろう
ずっとほら遠くの空にぽつんと小さいながらも賢明に輝く
僕らの大事なこの子もそんなふうなあの星のように賢明に生きてほしいな
輝いて誰かをやさしくそっと照らしてほしいな
僕が君を照らし包むようにね
君が僕を照らし包むようにね
愛する人に出逢ったならその誰かを精いっぱいずっとそのつないだ手を離さないでいてほしい
どんなときもなにがあってもふたり笑っててほしいな
なんて笑いながら話す僕らふたり月に照らされて星の光に守られて夜のやさしくやわらかな風に抱かれ眠りの中へやがて落ちる 街も灯りを消して眠るのさ
朝がくるまで
お日様が昇りまたこの街に新しい朝が訪れるまで 新しい今日が始まるまで街は眠り僕ら眠る 楽しい夢に揺られて 夢の中でも愛し合う手と手をつなぐふとんの中 ふかふかのもうふに包まれ 気がつけば夢の中 やさしい目覚めは君の声で目覚めたい 昨日とおんなじように明日もその次の日も 当たり前なこの幸せが続けばいいな それだけ叶えば何もいらないそれだけ願えばぐっすり眠れる。

2007/12/09 (Sun)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -