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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1826] 月は平泳ぎで空を泳ぐ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


誰も彼もが全て恋のため連休かけて走り出して行くだろう
今宵はまだ眠りたくはないのだ
君といつまでもさわりあうお互いの頬
キスする瞬間に世界が一瞬なんだか止まったみたいな気がした
君の潤んだ唇と僕のかわいた唇がはなれるまで はなれる瞬間のほろ苦い切なさが胸を焦がし心をかける 涙は伝う不安を煽る切ない気持ちになり心を押しつぶす

いつか空に描いた
地平線まで 世界の果ての果てまでも行くといった君のやすい覚悟 決まりのない信用性のない君のいうことあまり本気になんかしちゃいないけどなんか少しだけ頼ってた自分

まだ朝はこない
朝はふたりを分かちはしない
それでも それでも
続いてくアンバランスな100%の物語(ストーリー)
青白く窓の外月は泳ぐその丸まるとしたからだを目いっぱい広げて月も精いっぱい今夜だけはさすがの僕ももう行き詰まり後がないので平泳ぎで君の心へと思い伝えるために泳いでく ああ ああ ああ
平泳ぎで 平泳ぎで
君の壊れかけた胸の中へとジャンプして回りながらそうインザダイブ!

2007/12/09 (Sun)

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