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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1837] 息の止め方
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕は何を得て失ったというのか
日々、過ぎ去っていく時の中で
無駄にしていないか
この限りある時間を
流れゆく時の途中でふとそんな事が頭をスッとよぎった
もったいないような時間の使い方はしたくないから
あとで悔やむような過去など持ちたくない
いらぬ不安など背負いたくはないから
だからこそイヤでも仕方なく運命がなんとなくやれと言えばそうするように
何も言いはしないけど
やってやってるだけだ
やってやってるだけさ
ほんとは逃げたいけど
それくらい苦しいけどなんだか人間じみた生き方を望んでしまうまるで道は決まっているようなもの
決められた
限られた道を歩くしかない僕はそれでも笑いはする
幸せというものを感じながら生きる生きがいを探してる
息苦しいこの世の中を生きる1人の人としてなんてな
表側はそういうけど
裏側は全然違うのさ
うそをついていきるもどかしさ
だから息苦しいのさ
だから必死になって顔を赤くして息をする やっけになって酸素を吸いまくる
毎日、動き回りながら疲れても疲れたからやめるだなんていえずにうそをつきつづける 仕方のない嘘なのか知らないけれど仕方なくうそは繰り返されるんだ
何度だってほんとを言いたい自分を欺きながら

いっそもうこんな人生やめたいから
息の止め方を教えてよ楽になりたい
いますぐにでも楽になりたいんだ。

2007/12/12 (Wed)

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