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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1841] 思い出にさよならを告げてA
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


さよならをして
これからは自分の力だけでも思い出に頼らずに歩いて行けそうだから
ちょっと成長した僕を見ててよ 頑張ってみせるから

ああ いったいあのころから何が変わったというんだ
変わってしまったと悲しむよりもそれが時の流れだといっそ割り振り受け入れるつよさも持って涙をこらえられるくらいの強さがあったならいいな
まだそんな強さは残念ながらありはしないけど
いつかいつかいつか手に入れたいんだ

したたかに流れてゆく過ぎ去る日々
ずっと遠くから遠ざかる思い出をもう昔から見ていたよ
きっと誰もが涙を流す
強さとかじゃない
その涙は思い出にさよならするしがない悲しみの涙と強くなるんだという覚悟と勇気からの強さの証さ その証からにじみ出る心をふるわす何かが涙を流させるんだろう

たとえ今日が過ぎ去って跡形もなく僕の前から消えても
僕は振り返えってもそのまま戻れないからと人生をあきらめずこの心に引き出したばかりの自分の未来へと続く道を明日も変わらない手順で引いていってはたしてこのまま歩いていけるのだろうか
時々引き忘れた後悔と引こうと思っていた道で自分を見失い見えない未来のビジョン
見えない未来を描こうとたくさんの想像を抱え込んで
見えない未来を描こうとするけど描ききれないから苛立ってとても不安で仕方ない作り上げたはずの想像をたやすく崩して
空に描いた想像
たとえ忘れちまった事でも胸の中に消えず残ってるから
もやもやした感じがして もどかしいからすべて忘れたいよ
でも描きたいよ
悔やんでも遅いって事は分かっているのさ
分かっているのさ
それでも流れる日々は絶え間なく僕に悲しみ突き刺す不安がまた胸に突き刺さる
分かってることも
分からないことも
分からないなら考える意味もないと捨ててしまえば
しまえるならいいのに

2007/12/14 (Fri)

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