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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1851] 重ねて
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


愛を重ねて
日々を重ねて
月日を重ねて
手と手を重ねて
背中を重ねて
夢を重ねて
人と人も重ねて
心も重ねて
全てを重ねて

そして今の僕がある

時と時を重ねて
同じ時間を重ねて
楽しさを重ねて
喜びを重ねて
悲しみも重ねて
涙と笑顔を重ねて
安らぎを重ねて
もどかしさを重ねて
ぬくもりを重ねて
何もかも重ねてみる

僕らの命を
心からの全てもつれ合う涙も全て重ねてしまう
重ねてしまいたい
重ねてしまえば愛のメロディ
きっと聴こえる
きっと奏でられる
僕らの手で
僕らの心の中で
響きあいそれはやがてステキな音楽になる
鼓動を刻む
命の鼓動を
重いモノも軽いモノも秤にかけてしまえば全て重さは同じだ
全て言ってしまえばかけがえのない大切なモノで
どれもが欠かすことのできない大事な大事なモノだから
どれも捨て去ることはできなくて
そんなことで悩んでたのかとあきれ果てて笑ってしまえばかんたんなものだけれど
命はそんなことで終わりにできるほど軽くはないから
その重さを感じてる
切に今僕ら感じてる

君と僕の愛を重ねて
何層にでも重ねて
重ねすぎても
止めずに重ねて
その重さに答に変えて
今導き出すよ
新しい光の中へと
気まぐれな思いを束ねて送り返す送られてきた昨日へと
いらない不安は忘れてしまえ
重ね合わせれば命のリズム
刻み込むのさ
刻みつけるのさ
またとない永遠の鼓動
重ねて 重ねて 重ねて
全てを重ねて
出逢った
またとないめぐり逢わせ
この時の中で確かな答を導き出して
確かに今僕は確かな鼓動を感じてる 感じてる たったひとつ
この広い世界でたったひとつの愛の鼓動を だから重ねて 重ねて 重ねて
僕はそのたびに愛の重さをぐっと胸や心で感じてる感じてる愛を感じるんだ。

2007/12/15 (Sat)

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