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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1866] 遠いところに行く君へB
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


よかった
ただありがとうと伝えたかっただけ
また逢おうとは言わないさ 言えないさ
だって離れてても違うところで暮らしてもつながりは消えない心と心の出逢いだから心と心の恋だからこれは永遠の別れじゃない
もう逢えない気持ち押し殺すようにギュッと胸が痛んだけど
さよなら…
これでいいのさ
世界一大好きな君には変わらないけどもっと僕よりいい男を探してね 居るはずだから運命を感じるようなステキな出逢いがあることを君に願うよ僕はここで
ひとつ大人に近づいたこの教室で空を眺めながら
涙してた
あの日の君とちょうど同じように遠い君をしのんで泣いていた
それに気づいたらなんかすがすがしくて笑みがこぼれた
泣いてた僕だけど
君に幸せがあるように祈る新しい日々の幕開け
僕も君もこれが僕らのそれぞれの思いにより伸びた未来(あした)へと続く道で恋の決着の仕方君はなにも言わなかったさよなら以外あの日…
遠く君のあのステキな満天の笑顔を茜空に浮かべて僕はそっと微笑み
窓を閉め電気のスイッチを消し静かに君と出逢った教室のドアを閉めた
もうこない教室のドアを閉めた
音をなくし静まり返った教室があの日はじめてキスした場面を映し出した
浮かび上がらせた
チュー チュー チュー

大好きな君にちょっと場違いでお門違いの励ましと勇気を投げる それでも送るエール 屋上から見上げる青空 空を裂き突き抜ける飛行機雲未来は僕次第つまりはセルフ責任という爆弾を抱えたまま旅立つつばさ生やして飛び立つtomorrow
幸せであれ 空に投げキッス君にグッジョブ 栄光あらんことを願いながら駆け下りる階段 スライディングセーフ
迷いなき明日へゆこう 行くのさ 今
フッフー フッフー
吹っ切れたわけじゃないけど加速していく思いは紛れもなく本物さ 照り返す夏の陽射しが乱反射 そのあまりのまぶしさに

2007/12/16 (Sun)

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