詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
歩いていくんだ
歩きだしていくのさ
窓の外夜がやってきても静かな街に風が吹く だいぶ寒い木枯らしはやがて冬になり凍えた両手を握り返す人がいないんじゃとても寒くていられないくらいに寒い冬なのだから もうなったから
僕らがこれから歩いていくこの足取りは確かな足取りで進んで行くよ
全てを感じ取ったように今日という日がもう永遠に戻らないと気づいたように
今日は二度とはやってこないんだと受け入れる時のように
そうして受け入れられたというなら静かに静かに目を閉じそしてゆっくり開く
目の前には新しい今日
長い夢から覚めて
小さな旅から目覚めたならまた現実を汗して涙して笑ってさよなら そしてまた気づきゃ明日になって何度も繰り返すよ
僕ら何度でもこの命の終わりの日が訪れてくるまではずっと繰り返しながら生き続けるよ
忘れてしまった何かも背負いながら今でも今も少しもあの頃からずっと色あせない気持ち抱きしめたまま生きてる
鮮やかな日々を君と共に生きれることが今は 明日もずっと幸せで
この幸せが続くようにと願うすこしの汚れもない純粋なだけのままの想いは夕暮れの彼方に届き
淡い淡い色になってまた涙を誘い僕は僕ら流すのだろうか
寂しさ紛らす為じゃないが抱きしめあう愛ごと全て互いの全て受け入れるように寂しさ分け合い
傷みを分かちあい
歩いてく
淡く切ない
淡く鮮やかな
色に心を染めて
染めて 染めてくよ
この胸にはいつものように幸せにあふれいっぱいに満たされてる見上げた空にはいつもの切ないような懐かしい過ぎ去ったからこそ感じれるそれが思い出の良いところだと思うからこんなにこんなに懐かしくて心地よい気持ちで感じられる思い出があるんだ 思い出だけを悲しくない悲しいものじゃない楽しい楽しい思い出を今
思い出とは楽しいものばかりじゃない
けれど今だけは楽しい
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