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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1913] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


時計が刻む
君との時間
限られた時を刻みつけていく
明日からまたその次の明日へ
僕らをはこぶ
季節が移り変わる中で空はやがて答をしらせるように黄昏に染まりゆくのさ

雪が降り止まない
雪は降り続くのさ
明日僕らはまた変わらない日々に戻る
くだらなくばからしいことなのさ
でも僕はそんな日々こそを愛したい日々が好きなのさ好きなんだよけっこうね実は自分では
くだらなくばからしいことほど愛着もわくしね

ララララララ…
そんな夜のこと
そんな夜も時間だって時間はおかまいもせずに連れ去るさらうよ過ぎてった過ぎてくのだろう過ぎてくべき時間なんだろう過ぎていくしかない過ぎていかなければならない時間なんだろうそれくらいだからそれだからなんかの意味があるんだろう
すべて何も変わらなく過ぎてくそして終わってく 今年の冬も過ぎてくのだろう今年の冬も終わっていってしまうんだろう
昨年と何も変わらずに過ぎていってしまうんだろう
終わっていってしまうんだろう
それだけはそれだけが悲しいんだしってるからしってるからこそしってるんだだから悲しいんだ
悲しいんだから悲しいんだ なぜか過ぎていってしまう冬っていうよりもずっと昔から昔の過ぎていってしまった戻らないからか戻らない日々が日々の方がなぜかすんごく惜しかったよ名残惜しくてそしてそしてとても切なかったんだよ
惜しくて
惜しくて
とてもとても心が寒いのさ 記憶を失ってる心が泣いてるのさ 失って失ったからって寂しいよってでももう返らない戻らないよって戻らないからってあきらめるしかないのかなってあきらめるみたいに覚悟を自分の中でつけるみたいにつけるみたいなその涙も混ぜてその涙もなのかもしれないなそれはな
だからとにかくは
惜しくて 惜しくて 名残惜しくて 名残惜しかったんだよ ただ 過ぎてく日々をこの寂しい

2007/12/24 (Mon)

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