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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1960] 夢から覚めてもまた夢
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


胸の中あふれ出すようにそら描き出せば広がるいくつもの想像が生み出す物語
大人になるたびそれは幅を広げ輝きを増し数を増やしながら明日を輝きで埋める

たとえちまえば全てがフェイクだってだけで片付くな。僕の想像から出来た作り物の産物でも
それはこの夜を飾るならこの上ない立派な理由に早変わり
ほら ほら ほら
ほら さっきまではわからなかったくだらない事に頭を悩まし使ってたななんて思えるくらい悩んでたことが驚くほど単純だったことにもさらに次いで驚いてしまう そんなもんだろうないま悩んでる疑問なんて 全てひっくるめりゃそんなもんなんだろうけど
答を明かして言っちまえば何もかも簡単なことだ 実に楽な人生は少しばかり長いってだけのまやかしフリーウェイ
答合わせするだけじゃつまらないって君はそんなときだけ都合良いんだから…まだまだそんなんじゃ答になってないさ

夢から覚めてもまた僕の場合には夢の中
だけど二度寝じゃないのさ OH BABY
現実なんてそう言っちまえば毎日割り出せない事への連続で明日もその延長戦で生まれてこなきゃよかったななんて今さら生まれた時点でもう遅いのさ 諦めな
いつも悔やんでても そんなことより楽しもうぜ
毎日毎日嫌々生きてるなんてさみしくてさみてる方もむなしくなるだけだから
ほら笑ってごらん
僕だけにだけ
僕だけにだけ
心をゆるした誰かにだけでも誰かにだけにだけでも良いからさ
今 繰り出していこう
答を割り出す努力をしよう たとえ実らなくたってわからないままだったってそれもまた言ってしまえば答なんだろう

夢から覚めた夢の中にいつでも腰を下ろしてないで楽をするんじゃねえきびしさをしれ 少しは
心の中の算盤ではじき出した数字はつまらない 計算上の幸せは幸福という名前だけの不幸よりももっと悲しい本当の幸せを知らないまま

2007/12/28 (Fri)

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