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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1966] 永遠に明かされない秘密
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


消えねえ不安背負ったり悲しいのは誰もが同じだろう
愚痴を言いも嬉しいときは嬉しいって素直に笑顔になれるのは同じだろう
君はあいつは あいつは君の
僕はあいつの あいつは僕の
なにを知ったというんだろう
なにを知ってるというのかな
なにも知らないのに
なぜ出てくるのかなあと言えるのかな
こんな勝手な一言を
なぜ言えてしまえるのと言うのかなあ
そんなひどい言葉を
そんな想いでいま僕はいますいてそんな想いが僕の中にいま傷つけてしまったとマズいと感じたとき生まれます
いまもあります
ここにあります
確かにあります
ここにあります
心にそんな悲しいというよりもむなしさに似たやり切れなさのようなほろ苦いもどかしさがしまったというまずったもどかしい気持ちがあります
あります
あります
あります
悲しかったですか?
悲しかったですか?
傷つきましたか?
それなら
それならば
そう少しでもまたは多大もないほど感じたならごめん
いや
ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ちゃんと言わなきゃだめだよねふざけちゃたまったもんじゃないよね よね よね よね…

永遠に明かされない秘密だから
知った風な口は利けない 僕も君も
他人の苦労も背負い歩いてきた傷みも知らないくせにそればかりは言えない
言えない
言えない
言えませんから
それは
永遠に明かされない秘密として君の中に保たれるんだろうな
秘められ続けるんだ
ずっと ずっと ずっと
多分 きっと
だけどそれはまた知ろうとする輩が現れない限りまでの秘密(こと)でしかないけどね でもいまは秘密ということには変わりなく秘密はいまももしかしたら明日はかもしれないけどでも今のところは秘密は秘密のままとしてこの秘密は秘密として保たれてるんだ君の胸の中にしまわれてんだ 大事に大事に

2007/12/28 (Fri)

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