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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1990] こころのレール
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ささいなことで思わず涙がこぼれてしまう
自分を良くみせるだとかのために人を愛したくない
それならば僕は最初から君のことを見捨ててる
僕は君がただ純粋に好きだから愛したいから一緒にいて楽しいから
こうして今も2人しているわけなんだ

ちょっとしたすれ違いが生む僕と君の心に亀裂ができて
離れてしまう手が寂しがっている 握ってくれよと不安なんだと叫んでいるのさ
声にならない思いを秘めた胸が 悪かったともう許してほしいと自分の罪の深さを涙にしてこぼしながら少しずつゆっくり罪を埋めてくよ
その涙は光りながら僕の頬を伝う
離れた距離はさほどじゃないけど 心の距離は果てしない君が許してくれるまでかえれない かえれないはるかな場所
君の心からやさしい思いがあふれて僕を手招きして呼ぶよ
僕はその君の思いの呼ぶ方へ歩いてく
君が用意してくれた離れた距離を縮ませるようにこっちこっちと僕を導く

嬉しかったよ どうして君はこんなに愚かな僕のことを許してくれるのだろう
それが君の愛なのか
やさしさなのか
それともそれこそが僕に対しての愛し方なのかなあ 考えれば問いかければきりもなくて仕方ないから 仕方ないけど思いはつながってく
心に伸びた道は果てしなく僕の心へと君の心から線路を伸ばし僕のこれまでの過ちとすべての感謝
少し涙で濡れた気持ちを今君を多分僕なんかよりも心から愛し包むふたりのあたたかさに負けないような熱のこもった思いを送る 思いをあげるよ 受け止めてよ伝わるならば
もし誠意や思い直すような許すきっかけがつかめ気持ちが伝わってきたならば
許してほしい
それまでは許されない孤独を自分に強いる 罰としての孤独を抱く僕は許されぬ罪の償い方を考える
そう何度もそう何回でも僕は君への罪をおかすたびに背負い許しをもらう言葉にならぬ思い線路から走り出させて

2008/01/08 (Tue)

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