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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2022] 君の為自分の為に走る
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


時が2人をもしも分かつというならば
君の為自分の為に僕はそれならば走る それを明日を生きるために精いっぱい走るよたとえ決められてなくたってなぜか人はたいがい生きるな何でかなあ…答は知らないが
とにかくそれならば走ろう どうせ走るなら信念もって走ろうそのどうせはあきらめの方じゃないどうせさ
昨日と何ひとつ変わらない愛を抱きしめ守り続ける意味も色あせない ゆずれない過去(きのう)という大切を守り続けるならば意味もあるかなあ 見いだせるかなあ

だから、いつも

※くり返す

僕は自分の為だけには走らない 君の為思い すべて君の悲しみも傷みもお互いの事情(かなしみ)も捨ててはならぬものだから分かち合いながら 走る 走る……振り返り際に見た沈んでく夕陽が今日も涙がでるくらいきれいだった きれいだった それだけさ
それだけの夢だったとしてもそれだけをした1日でも 何も美しいことからはかけ離れずに 美しいまま色あせず心(ここ)にしっかりと残るんだ

いつでも いつだって どんな日でも
何年…なん百年経ったとしても 少しも色あせず古くならずそのままのあの頃のままで懐かしさは宿主をなくしても心の中の温もりのある世界(いえ)で暮らしは繰り返されるから 何度だって終わりなくずっと永遠に生き続けこれだけは繰り返されるから
目には映らずに見えないにしても きっと きっと 今もどこかで魂をなくした抜け殻のような変わらない日々は彼らの中で命なくしても輝きを保ちながら繰り返されている 繰り返されているんだ………これからもずっとどこまでも

尚も レースは終わらず続き人は生き知らないふりで走りつづけ 笑うけど 他人(ひと)の終わりさえも忘れてくけれど
覚えていて それははるかなこの母なる地球(ほし)に生まれたという紛れない記憶としてずっと消滅せずに残るから……残るから……。

2008/01/13 (Sun)

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