詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
新しい朝がまた今日も訪れてこの街に光を放つ 太陽が僕を照らす
あまりのそのまぶしさに顔をしかめながらそれでも 僕は生きてるんだって
生きてる鼓動や実感をいつもなぜか当たり前なのに見いだそうとする 毎朝確かめて見間違える朝でもその人にしかわからない昨日のゴタゴタを背負いもしかしたら昨日のゴタゴタも片づかぬまま今日に来た人もいるかもしれないけれども
いつか終わるのに生きてる命が人生自体もう不思議でたまらないから 確かめる確かめる
またそして安心できたら青い空の中へ溶けてゆくようにいつか溶けてなくなるようにそんなことばかり考えながらでも歩き出せる また何度でも今日という日が始まれば一日がくれば与えられた何かで自分で決めた何かで生活と命をつなぎ止めるために 死に物狂いで動く 働く
なんてばかばかしいんだろう
いつか死んですべてなくなり無になるってのに
なんでこんなことに真剣になり貴重な時間を割きながら奪われるしかないんだろう
本当に憂うつで無駄な気がしてならぬから言葉にもならない
歌にだってしてもいい歌にはなりはしないから こんなことを繰り返す人生じゃ…生まれてきてしまったからには仕方ないとあきらめざるを負えないその悔しさに嘆きをもらしても結局は生きるしかない明日も明後日も愚痴を言っても働くのさ
そんなことを繰り返し繰り返し命つきるまで繰り返しながら
つまり死ぬまで僕はそれから安らぎに迎えない 逃げられないんだこの悲しみをわかるかなあ 自分はよくても僕はわがままもいえず後悔のひとつを抱きだれもなにも言えないこの悲しみを神様は
ほかの奴らになにを言われようとも
曲げられない信念を持つために歌う
明日へつなぐために歌う悲しみの歌
自分の意志とは別なれど意識するしかない悲しいこと繰り返す日々 歌うのはいつもそんな歌さ
決まってその歌さ。
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