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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2044] 情熱の欠片
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


流れる時の途中でふとこのままじゃいけないんだと思い直し振り返れば見えるというのだろうか 確かな光が
ただ振り返ってもぼやけて時が経ちすぎて見えなくなっただけさ
だから忘れてしまいもう思いだそうと記憶をさがしてみても思いだすのは無理な話だから

忘れてしまうその前に頭の中ひしめき合う想像を届かない記憶になる前に焼き付けてよ 記憶が消し飛び消える前に頭に飛びつく瞬間の情景をつかまえて

飛び出して
トラウマばかりの暗闇から抜け出そう
駆け上がって
助走をつけてその勢いで新しい扉開く

変わらない笑顔はそのままで青空の中にとけ込む感じでバラバラの日々をつなぎ合わせるように本当の事が言える自分をなるべく保って生きよう

あの日
あの頃
落としてしまった
夢を追いかけた
情熱の彼方を探しにゆこう もう一度
傷みを知らずにきてしまった僕だけど
それじゃ抱きしめられるものも抱きしめられないから 君に恥ずかしくないように
そんな苦労のひとつやふたつ知らないとだめなのかなあ
今わからない迷いの中 それだけのつきあい瀬戸際の中にいるんだよ 僕は
だから探しにゆこうたったひとつの扉を開ける 絶望の扉を静かに開くこの手がふるえていた そして後には誰もいなくて僕の行方を知っている人はない 僕自信も知らないくらいだから かみさまなんて知るすべもないんだ 誰も知ることはできない事なのさ。

2008/01/18 (Fri)

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