詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
みんな、
願ってるのは
心から、
望んでるのは
当たり前な
何の特別なことなんてない 贅沢じゃない そんなの 本当は望んじゃいない みんな 当たり前に幸せになれること当たり前に住む家があって暖かく迎える家族がいて当たり前な人生を当たり前に望んでるさ そして自分を生むためにおなかを痛め生んだ誰かや自分の成長のためにいっぱい金を稼ぎ素っ気なくも何気ない愛で見守っててくれた人たちが自分より先に死ぬときは目いっぱい悲しんでありがとうって言って送ってあげて自分が死ぬときはできればそんな人たちのように送ることはなくても僕の大好きな分身たちや愛する誰よりも先に逝くとしたらその人にもちょっとはいなくなるとき自分のために泣いて悲しんでくれるような存在になれたならそれこそがそれはそれはありふれすぎねでもとっても現実味溢れてて素晴らしき幸せな誰もが憧れるシンプルだけどそんな人生ならばそのくらいでいいのさ
そのくらいでいいのさ
要するに
詰まるところは
そのくらいを望んでる
そのくらいを望んでる
それをいちばんの幸せと思い考えてる
みんな みんな みんな 誰もが金持ちになりたいとか総理になりたいとか支配者になりたいとか正義のヒーローになりたいとかたくさんの夢がある中でも本当に叶えたいのはそういう夢の下に埋もれ見えなくなった隠れた幸せであるはずなんだ
であるはずだから
みんな みんな みんな 夢が叶わなくても 子供の頃からの夢が非現実的だとわかって打ち砕かれてもそういうふつうすぎるくらいの今まで隠れてて見えずにいた本当の幸せ 本当になりたいと願うような明日 欲望を乗り越えた先にある欲望も入り込めない叶えるべき未来 手に入れたいと誰もが心から思う幸せの形(すがた)であるはずなのです であってほしいのです 僕は つまらない欲や夢なんかに左右されたり 惑わさて大損したり
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