詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
時の川
サラサラリ
今もまだ未だ繰り返している波のように
引いては満ち
昇っては沈み
更けては暮れる
これすなわち世界の掟
仕方ない……
今日1日を過ごせるや
迎えられることが幸せ
だと単純に素直な心で思える気持ちいつまでも大事にしたい
終わらない物語紡いでくみたいに 明日がこれっきりで終わっちまうことのないように
あきらめは次のせっかくのチャンスをも逃がし 先々を暗くする
猫背にさせるよ
退屈なあくびと
憂うつな日々を与えるだけ 巡らすだけ
溜息が部屋にあふれるだけの未来になるさ
つまらない ただ繰り返すだけの今日がどれだけ無謀なことかわかっちゃいるが譲れなかった
遠くでまた僕を呼ぶ声
ほらあの声があるから
限りある時の潮騒が少しまだ遅くないとできるんだってやり直しがきくって立ち上がれるよって君はいってくれるから
君がいる限り終わらせてはいけない立ち止まってしまってはいけない物語だから
遠くで 遠くで
ほら ほら
また また 理性を崩しそうな僕をなだめるように潮騒が僕を呼ぶように波打つから 聞こえるから この耳には
たとえほかの誰かには聞こえなくても
あなたと僕にだけにはちゃんと聞こえてる それは時の歩みの確かなしるし…足跡
満ちてゆく時の音がまた息を吹き返すようにまた新しい明日を僕に再び告げているから そこに明日があるからこそ 明日がある限り 僕は生きる理由を持ち そんな理由をもたらす明日がある限り 僕は明日を生きたいと思う気持ちは永遠にあり続け意味は消えず僕は生きる気力も自信さえなくならない それどころか増えていくばかりさたとえ僕に死が訪れようとそんな気持ちがある限りずっとずっと生きたいと願う心や気持ちだけはここに残り歌い続けるからだから僕も消えないで永遠に僕という僕の存在…ここにいた事実も
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -