詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
いくつものありがとうをもらったよ
それだけと同じくらいの値になるイイコトしてきたつもりさ
思い出しては思わず笑いが止まらなくなるほど記憶に残るのは楽しい泣き笑いの日々だった
だけど時たま涙こぼしちゃうんだなあ
その理由は僕がいちばんわかっている
わかっている
だってもうそれは戻らないから その頃には名残ばかりだけれど考えたって仕方ないし戻るものでもない
忘れるか忘れられるのを待つかするしかない
泣いたって笑ったってそれが真実なのさ
目に映るものが嘘か本当のことかくらい
見極められるさ
見極められるさ
いつも本気も本気だからね
だからどれだけ笑われたって見えないとこでばかやってまた後は忘れちゃえばそれで万事オッケーで済むことなのさ
済むことなのさ
きっとね
そんな風に思い出し笑いの延長みたいな日々だよ いつもいつだって 生きてる感覚感じれなくなるまで精いっぱい汗かいていろんなことで生きてる感覚を実感しながら 終わりの日が来るまで僕たちは訳もわからずわからないことはやっぱりわからないまま答を出すこともなく無理やり忘れていることがだいたいでほとんど多くはあるけど
今もそれはわからないことばかり増え続けてわからないままだけど
それでも精いっぱい今この時という一度きりの流れの中で頭を整理してもう終わるしかないと受け入れるしかないと理解しつつうなずきながらいいたいことはいたいくらい自分でも分かるそんな気持ち胸の奥わざとためらいながらもちゃんと少しずつ新しくなる町見て忘れられるように時の流れに馴染めなくちゃねと押し込めながらしまうように少しだけの名残と言い様のない切なさが胸を焦がし変わりゆく新しい景色
悲しさだけがまた増えるだけなのに思い出すのはいつもなぜかもう戻らないはるかなとおい昔なんだ そんな懐かしさいっぱい胸に閉じ込めて 通り過ぎてく景色眺める
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