詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君がそんなふうに笑うだけで悲しくなる
心がきしみ
私をただの人間じゃない言葉責めの日々
詩人に戻す
すべては自らから望み始めた君のためのことだったのになぜか後悔の念に駆られる私はいったい誰だろう?
あの日君に永遠の服従を誓った時から私は人間としての名を
私は私の私である名をなくしたのですからあなたに呼ばれる名はいつも当然偽物の名でありだとしても私はその名がすごく好きでありその名が本当の名よりいつしか愛情がわきその名に異常なまでの親近感をむりやり植え付けたのです
私があなただけ あなたのみだけの'物'としての永遠を契る約束し誓うその証として胸に一生刻み消えないよう忘れないように永遠に消えないように忘れないように刻み込むために
私は自らの首にいわゆる服従の証である詩人という首輪を自分で自分に自分の中で良しとして填めたのみなんだ
だから君には罪はない…罪はないんだ
なのになんだ身勝手にも失礼なほどの後悔の念と僕の胸をほろ苦く焦がす湧き上がる怒りと憎しみの混ざった感情はいったい……?
羞恥心にも似た感情はいったい……?
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