詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君の持っている限りの全て
僕の持っている限りの全て
それを掛け合わせてみても答なんて出ないんだと思う
疑問は僕らが思っているよりもはるかに難しくて答が見えるほど容易くはないから
君の出せる限りの力と
僕の出せる限りの力を
合わせても難しいかもしれないけど
それでもあふれ出すこの愛の力があればどんなものだって
愛の力の前にはかなわないと信じて思ったのは紛れない事実だから 決して嘘じゃないさ
心にあるたくさんの不安を消してみよう
消しゴムで間違った文字を消すように
こんがらがってた疑問もそれほど難しく考えなくても答は思いのほか簡単に出るものだってこともあるくらいだから
全てがうまくいきっこないけれど 紛れもなく今昨日よりは真実に一歩 確かな答に近づいた 頭の中悩ましてた糸もまたひとつまたひとつとほどけてひとつの糸になりやがて疑問の扉は開くさ
意固地になってた僕も素直になれたよ
そうしてはじめて見えてくる明日があるって静かに思ったんだ 目を閉じ何もいわずうなずくふたり
迷えば迷っただけ現実はは複雑になる
わからないとイラだつばかりで答は遠ざかり霧が今まで見えていた全てを隠す
覆うように明日がなんとなく見えなくなる
だから また迷路に迷い込んだりするそんなときには君と手をつなぎあったりするんだ
だから つまらないことでけんかしてたらできないじゃないか 悲しいくらいくっついていたい
いつかくる終わりも考えないで
永遠の中にいるつもりで世界の嫌みにも耳を傾けず無視しようよ
ねぇ そしたらきっと
待ちこがれていた
晴れ間も見えるだろう
傷ついた心癒やす
不器用なれど心にまっすぐ届く
直接うったえかけるように歌う
愛のうた ふたり
手をつなぎ
いつまでだって
変わらない 思い
胸に秘めて
これからを ふたり
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