ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > メロディーメーカー

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2162] メロディーメーカー
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


絶え間なく僕の心に注がれていく悩みや迷い それはもう絶対に巡り会えぬ一度きりの出逢い 今日限りの付き合い
星の欠片 ちょっとだけ光ってあとはただあっという間さ
瞬く間に様々な音楽に変えていきごまかしその少しの合間に逃げ出すちゃっかり者さ

それでも君はこの俺をまだ孤独な奴だというのかい
孤独なギタリスト
孤独なポエニスト
どうして君はこの俺を裏切り奴の味方につくのかい

曲に色がないから
歌詞をおまけに仕方ないからつけるんじゃない そしてまた君は僕に詰め寄り不器用に不相応なまでにさり気なく罪をかき消すようにごまかすようにつかの間の静けさから仕方なくも戻るのだな、渋々
曲と歌詞が混ざり合って融合して調和しお互いを支え合ってこそ歌となるのだから歌えるというのならば自分の心もそんなふうにしっかりつなぎ止め真意の自分を持って周りや自分と向き合ってもらいたいもんだな
自分だけという身勝手な罪は人をも数倍傷つけてしまう
自分の意見ばかりを押し通し裏切りの代償としてしまう
そんなのはただの自分を守ろうとする巧妙で陰険な言い逃れにしか過ぎない自分勝手なわがままさ 僕が今まで想ってきたうたってきたことがその思いひとつで無惨にも無意味になる…そのすべてが
頭の中でイメージしたなにか
またはこれからイメージしようとするなにか どんなふうに君は欲望に歯止めをかけ欲望に価値を決めどこで歌いきるんだ
少しでも安らぎと今までしてきた頑張りの分が報われるならば良いなと思う今日このごろ
そのすべて
そのひとつひとつが僕にとっての
光であるよう希望にこれから少しずつであっても向かっていってくれれば良いと思う
私、そんなメロディーメーカーになりたくって がむしゃらにありったけの思いを留まることのない思いを歌う 間違いや過ちは案外わからないもので小さければ小さいほど見えないものだから。

2008/02/13 (Wed)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -