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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2176] 未来への扉
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕の中で 君の中で
いつも笑っている
遠く思い返せば
100%の笑顔で微笑む
思い出にいつまでも
足を取られている
君のその気持ちも
わからないでもないよ
だって僕も同じ時間の流れの中で生きて
そして同じだけの大切なものを失い同じだけの大切なものを得たんだ
そしてきっとそれはやがて自分を笑顔にも泣き顔にもするさ
たどり着く場所さえわからないこの気持ちに思い出せない記憶はきっとまとまりをなさないから
思い出せない記憶なんでしょう
いつになっても変わらないきらめく思い出なんでしょう

ためらわれるかげりを秘めた横顔を捨てて
いまひとりの自分として開いてゆく新しい明日
扉を開くその手には自然と力がこもるよ
闇を切り裂き雲を抜けまとわりつく霧をすり抜けていこう
その先にはきっと輝く未来があるさ

僕の中に 君の中に
それはいつか見えるさ
未来への扉
誰にでも見えるのさ
なぜか答えられない同じ人間同士迷いあう
何ひとつ同じ扉や気持ちじゃないのに他人同士手を取り合える不思議さ
そんなものがいまを
自分さえ 世界を動かしていく
ずっとこの先もいつまでも いつの日も
ずっと ずっと ずっと そうやってみんな生きていくのでしょう。

2008/02/16 (Sat)

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