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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2218] 感謝の気持ちを伝える方法
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

ありがとうの言葉以外で
僕がもしその言葉の代わりに言える言葉があるとしたなら
それはなんだろう
ありがとうだけじゃ満たされなくて
なんだかもらった見えない感謝の場面やその数を数えたら
足りなすぎてそれですますのは忍びなくて

もう言葉が行き詰まって
あなたが教えてくれたたくさんの形じゃない心からの喜びや
たくさんの幸せな場面
それを考えたらとてもその感謝を返すものや感謝と同等なものや値する何かもみつかりはしなくて
ないのかとさえ思ったから
でも考えたら
形のないものをもらったなら形のないものを同じように返せばいいんだ
思ったらもらったものは大きくてもかんたんだった 難しく考える事なんてなかったんだね

だから 僕なりに出来ることいつも探して
休まず働き者の時間は動く 朝と夜を繰り返しその真ん中で僕らも動く
僕を突き動かすのはいつでもほんの小さな些細なくらいの気持ちだった
そんな真実(こたえ)に辿り着いてわかったって今さらなにが出来るというのか
こんなにたくさんもらってばかりいて
それなのにそのもらったばかりで抱えきれないでいるたくさんの感謝を返せる事なんて僕にははたして出来るのかなあ
長い時間をかけても同じだけの感謝と同じ数のありがとうをもらうそのたびに言いもう充分なのに

僕はいつももらってばかり
君にいつももらってばかり
それなのに
僕はというとありがとうを言うばかり
僕はただただ頭を下げるばかり
これじゃ…これじゃ悪いよなあと思いながらも何ひとつやれること見つからず出来ないからと 逃げている僕 こんな自分嫌いさ 心に描いているのはふたり同じだけのありがとうを分け合いお互いにもらいそしてお互いにあげること そんな差や片っぽだけの分け前なんか望んじゃいないのに手持ちぶさたの僕はただただ君からの言葉や喜びで両手がふさがるけれど

2008/02/24 (Sun)

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