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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2229] 想像の限界
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


が余っていようともそれが運命時間がきたらそこが想像の限界なんだと決めるしかないなあ…どんなに明日が知りたくてその先のものがなんなのか恋しくなっても終わりがくればそれはもう書けずに終わりの闇の中に消えていくのさ 終わるしかない悲しみだけここに残したまま仕方ないけど
だけど僕の中でそれはずっと輝きになって輝いててくれる
きっときっときっと
僕の心の暗闇を
それまで照らして
今はまだ目をつむる暗闇のように
永遠じゃなく一瞬の悲しみで良いがいつかそれも永遠になること僕は誰よりも知っているからおそれていない訳がないけど
どっちがこわいかはわかっているけれど今はまだどちらともいわずなにもいわずにいておきたい
さよならするまでは想像が尽きるまでは
想像が尽きる日にこそ
想像が尽きた日にこそ
または尽きないから強制的に死という終わりが想像をそこまでと遮ってきたときこそいうべき言葉だけ残し その時まで決めておきとっておきたいから さよならの日までその言葉だけは 想像の限界がきてしまうまでには何としてでも決めておきとっておくから パンパンに膨らんだ想像の風船に穴があいて全ての想像が抜け出て全て忘れちまうときまで
僕は何度となく何度も何度も繰り返し満たされない想いや納得行かないその狭間でさまよい言葉を少しずつ自分なりに自分なりの形に変えて本物に近づけるためにただ重ねるだけさ
だからそのための努力だから無駄なんてことはない万に一つも全て全て全て欠けていい想像なんてないことに今さら気がついて目が覚めた時にはだいぶ寝過ごしていた 想像はあといくつ書ける
焦って書き始めた僕の心にはなぜかいつかの僕と同じ顔をしたきみ自信が残した暖かいひだまりがあっただからひとつだけこのひとつだけの言葉でそれ以上はなくていい十分だからそう思えたよこの言葉さえあればいいってねいつかのきみのおかげで。

2008/02/25 (Mon)

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