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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2239] 幸福感の感じ方
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

僕の中で 君の中で
育つ幸せの花ひとつ
誰の心の中にも咲く 幸せの花が僕の心にも咲いているのさ 君の心にももちろん種はあるだろう
ただ咲くか咲かないかは自分次第だし
そは花は気持ちの満ち具合によって幸せじゃないか幸せかを感じ取って咲くのさ

君の心が幸せで満ちるときは
君の心の中に花が咲くのさ つまりそれは君が今幸せだって証
幸せの花が咲くってことは満ち足りてる証でもあるからさ
自信を持ってごらん 幸せはなにも大きな幸せだけが幸せじゃないのさ いつも
ささやかな幸せにだって花は咲くのさ
見えない幸せほど幸せなことはないって
当たり前に思えるそのたびに思わず無意識に笑顔がえくぼを作るような瞬間があるのならば 幸せさ その人はもう 十分なだけの幸せを心にため込んでるよ 溢れてるそれが紛れもない証さ 見えない幸せの花は 見えない幸せの花は見えないけれど 幸せってそもそも見えないものだろう 見えない幸せと目に見える幸せ どっちが本当の幸せといえるだろう
もう自分自信でわかっている その答は出さなくてももう出ているって嘘っぱちの幸せなんてないけれど ありはしないけどさ 金に埋もれた生活と何でも望めば望んだものすぐに手に入る生活や人生をおくっているんじゃ決して幸せとはいえないよね幸せとはほど遠いむなしさだけがそこにあるだけ気付かない人はそれを幸せだと威張って強がって繰り返してるだけさ絶対つかめない本当の財産を 本当の幸せに気付かないまま終える一生なんてなんの価値も面白味もないさ 少しくらい貧しくたって心の中で感じる見えない幸せに勝るものなんて ないのさ 見えなくても心に伝わってきている 気付かないまま終わりにする人じゃ永遠にわからないようなただ当たり前なその安らぎになにもなくても頬を埋めて 温もりに肩をあずけられるだけで心は満タンに満ち満ちてゆく ほら こんなに。

2008/02/26 (Tue)

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