詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
眠れぬ夜の静けさよ
寝苦しい夜の憎たらしさよ
どうして私を夢に帰さぬのか
どうして私ばかりを苦しめるのか
私は月に問う
月は返事を返さない
月はただただ輝くのみ
私は月に聴く
なぜに返事を返さぬのだと
なぜにこれほどに憤ろしい夜を与えるのだと
それでも月は黙って瞬くのみ
一瞬の夢 醒める現実
襲い来る悪夢
見上げればそこに
blue moon
漆黒の暗闇におどろおどろしく浮かんだ
冷たい光の
blue moon。
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -