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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2262] 幸せの花
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

心に喜びが絶え間なくあふれたら
不思議に顔にも笑顔が咲いていた
君の顔にも僕の顔にも同じように
素敵な笑顔がまぶしい太陽よりも
輝きながら咲いてた

満開の笑顔の花
世界は大きな花畑さ
たくさんの笑顔の花がもっと咲くようにと祈る想いは本当さ
僕の顔もほころんで
いつの間にかなんだかうれしくなって笑顔の花が咲いたよ
さっきまではあんなに怒っていたのに今ではまるで嘘のように
さっきまでの自分が今は自分じゃないみたいな気がするけど
なんて笑いあえる今にとても大きな幸せと喜び感じるよ
僕は僕で僕の心に大きな花が咲いたみたいだ
僕の幸せはもうそこで笑っているけれど
君は気づかない振りしてるのか 恥ずかしいのかな
ただ無邪気に笑って
自分が僕にとっての幸せだということに気づいてないように
ささやかな仕草の裏側を読みとろうとする
その瞬間その瞬間を瞳の中に焼き付けて
明日からのその先の日々までも楽しくあるように祈りながら
願いをまたひとつ心の中でつぶやいて
今を深く消えないように刻んだならその先はきっと虹色

大きくなったら
この手のひらもあの青空に届くからなんて残酷なくらい嘘つきさ 子供だからわからないだろうって見くびらないで
昔すぎることだから覚えてないとでも思っているのか
それでも記憶には残っていたよ 思い出したら懐かしくって泣けてきたりして

昨日の僕に手を振って
明日は明日の僕に手を振るから また
繰り返して繰り返して
そうやって何度だって幸せは巡るのさ
そしていつか終わるときにここにいたことも そして今ここにいることも心から幸せだと思えて喜びで満たされている今があるなら
それだけで充分なくらい幸せなはずだから
それを幸せといわないでなんと呼ぶでしょう それの方が迷ってしまうでしょう 今心に咲く花こそが幸せの花だから。

2008/03/07 (Fri)

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