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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2266] あの頃の僕は
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

しまっている今となってはあの頃の僕の追いかけていた夢などゴミくず同然そして想いなんかはもうそれ以下とまでいえるがただひとつ大切なこの気持ちだけは開けないままちゃんとこの心の中に持っているんだな 今気がついたそのことを思い出して気がついた今も思い出せるよ いくつもの今日までに至る前までとこれまでのたくさんの場面を 僕と君がみているまたは見ていたこれからとあの頃の視点の違いやものの感じ方はこれからも違うだろうが見るものは同じなのに 違う風に受け取り見える 考え方が違うようにもののとらえ方も感じ方もまるっきり違うことを悩んでた昨日のことのように思うくらい遠いはるか昨日までの話にも出来るくらいの想いを抱えてたあの頃にいた僕も今にいる僕も何ひとつ違わない全く同じ僕だということは正しいことさ誰も疑う余地もない真実だからこんなひとつひとつの細やかな違いをなぜと気になる今もすべてがつながっててすべてにつながりがあるように思うこと 感じるすべてこたえてないまだまだやる気の消えない僕も昨日までとは打って変わってなぜか今日まで生きてきたことがすばらしいとか生きてる証なんだとかいろいろ考えても終わりのある最後のことを思うと気が滅入るし想像するとときに悲しくなる先の見えない終わりのない道ならばどんなに良いことかなんて考えても仕方ないしもしそうだったとしたら僕は未来が違っちゃってここにいないと思うし有り得ないからそうだとしても同じように僕が生まれてたらそんな世界に解けない疑問にもまだ名残があるから僕は世界から終わること終われること終わりがあることそのどれもに感謝できるのさそれが人としての一番いい生き方さ悩んでも悩んでも迷っても迷ってもその全てに意味があること僕はかすかに知っているから抱きしめられるのさそうじゃなかったら抱きしめられないさだから少しくらい腑に落ちずとも今はまだ若く時間があるからいいけど。

2008/03/07 (Fri)

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