詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
悲しみ喜び何度も繰り返しながら
僕たちはいつでも何かを探す旅人
この広い惑星のどこかにある夢を
僕たちは時間の中を旅しながら探している
こんな広い地球に比べられもしないほど僕らはとてもちっぽけな存在でしかないけど いつでも
それでも僕たちは
たったひとつの希望を信じてただひとつのこたえを見いだそうとしているんだ
いつでも僕たちは
真実を追い続けこみ上げる情熱に身体を熱くしながら繰り返す日々を歩く
迫りくる夕闇が空を包んでも愛を誓ったあの日のように
鮮やかな夕陽が落ちた
景色を忘れない
なにがこの先あっても
待ち受けるものにもおそれずに追い立てられる
日々を急げとばかりにいつでも明日へ明日へ半ば無理矢理に楽しいことがあるからと自分をなだめたりして行くしかない 行くのみだ
それ以外出来ない
後ろにも下がれない
ただ僕たちはいつでも自分の無力さにため息をつき死のときを待ち終わりの日に身をゆだねるほかに無いだけ
その日になるまで日々を繰り返し様々な出来事に泣き笑いいつものようにそれを怪しむこともなくその日を待つだけ
ただただどうにも出来ないとたくさんの迷いや悩みに打開策はないのかと考えるも
いつもいつもなぜかそんなもの浮かばずに代わりに出てくるのは終わらない問いかけでその問いかけが生むもどかしさのがらくたが積み重なっていくだけさ
こたえなどあるのかとさえ思ったけど
いまあきらめてしまったら多分もう同じ問いかけはする事もないから青い黄昏の中でなぜか迷いに決着が付かない永遠の問いかけを延々と並べるだけさ こたえにはほど遠く行き着かない 行き着くはずもない
なぜなら生きてるこたえなんてないから どんなに歳を重ねたって同じさ 出てくるこたえは これがこたえなのかもわからないけど
ただひとつわかるのは 運命が形作り出来たものが答だということだけだよ。
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