詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ただこうして空を眺めて吹き抜ける心地よい風の中に
立ち止まって時の流れる音に耳をかたむけ聞いている
そんないつもと変わらないいつもの今という時間さえいずれは過去になりやがて消えてしまうのだと考えたら悲しくなってくるし そんな他愛もない時間さえ貴重に思えてくるもう1歩さえ1秒さえ戻らないから
僕はなぜか空っぽな気持ちで目覚めてく世界を見ていた
噛みしめていく今を淀みなく流れていく生と死を繰り返してはまた今日も入れ代わるように誰かは産まれそして誰かはどこかで空へ上りその生涯を閉じ目も閉じ終えるかな
記憶へとまた流れ込んでくるいくつもの無限のイメージふと浮かんでくるようなふわり身体が舞い上がるまたこの感じ
ただ絶え間なく
ただ宛もない想いだけが今日も僕を突き動かす
だから何もない世界だからこそ作ろう
僕らの手で力を合わせれば無理なことなんてないさ
不可能を可能にすることだって不可能じゃないのさ 出来ることなのさ 何も知らない何もわからない言えるのはこれ位でいつか全ての記憶が飛んで僕も違えなくみんな同じ様に消えてゆくのさ その内に全て 全て 全て 心に刻まれた幾多もの風景も今まで見てきたどんな記憶の中の場面もどんなにそれが大切な大切な消えてほしくないものだとしてもみんなみんな そんなものがあるだろうけど意識とは関係なく否応なく消えちゃうしかない
ベージュ色の空の向こうに沈んでく夕陽 落ちてゆく夕陽に向かって希望を見てた 期待ばっかししてその分それなのになあ 裏切られてばっかりいる そんな日々も良いのかなあなんて靴をとばす明日を撃ちまくって 笑いまくりながら きっとその先には今日よりもっといいものがあると繰り返し繰り返し何度でも信じてるからこそゆけるんだ いつでも明日に希望がみえる限り何もみえなくなる限り旅は続き旅は終わらない永遠の歌繰り返す今日と同じ日々は続く。
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