貴女とはじめて出会ったとき僕は確かに希望を見た 貴女の優しさに惹かれ 僕はいつの間にか貴女に恋していた なのに貴女は 私より先に空の彼方へと飛んでいった あのとき 言えばよかったという後悔と悲しみが心を刺す だけど何度悲しんでも君はもう還らない人 還らないんだ そう言い聞かせて 腐るほどのため息を胸にため込んで 痛みを必死に堪えてる。
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