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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2431] アドベンチャープラネット
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

雨をよけていく 悲しみを避けるように 小さい頃の思い出を抱きかかえて走る

夢を見ていたんだ
憧れだけ抱きしめてた 小さな頃夢の中で
そんなことはないだろ そんなデタラメで
描ける明日なんてない
行く宛のない旅路
誘い出す様な声がする

過激的なスパイスを与える終わりのない夢は夢のまんまで終わってしまっただけ あとには悲しみだけが後腐れになって残ったノコッタなんてこったパンナコッタ

アドベンチャープラネット
君を迎えに行くよ
広すぎる宇宙は無限大
その距離さえも超えていくからね
喜びも悲しみもこの笑顔を見りゃ元気が
どこからかあふれてきて無敵になれる
君のために捧げるならばこの命も惜しくないし本望だ死ねることさえ怖いと思わずに済むさ
大げさだけれど本心はそうなのさ

ああ アドベンチャープラネット
ああ アドベンチャープラネット…

自由自在に四六時中 遊び
十中八九 人のせいだと決めつけ絶対に自分の非は認めない人
風と戯れてた休日はそれこそ風のように
「あっ」という暇もなく過ぎ去り

ヤッパリ あとには名残惜しむ僕と静かすぎる変わらない日々の一週間が流れるだけ
ゴタゴタをやり過ごしたらもうお次は幸せへとただ向かっていくだけ夢を叶えるだけ


忘れ去られた記憶も きっと無駄にゃならないで君の力になるサ
全て 全て 今までの全てが意味大ありだと大いなる理由を知るヨ

だってサ こんなにも空は晴れ渡っていて 世界はやさしい色に染まってるように僕の目には幻だとしても映っていますもの

ああ かえらない過去の燃えカスをかき集め 記憶の貸し倉庫を在庫整理してたときにこの命が借り物なんだと気付いた 延滞料金を払いたいほど欲を言えば永遠に生きていたいけどそれほどこの世界は誰にとっても存外美しいものだから
僕は痛く知ってるから。

2008/04/20 (Sun)

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