詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
半ば仮死状態のように死人のふりの絶頂期 舌足らずな言葉で周りを巧妙に騙す
どうやれば僕は輝きの真ん中になれるのでしょうどうすればいいのだろう?なんにもわからずに走り出した旅の途中 君に出逢い何かを知りました
大事なその何かを抱きしめもしました
幾度手を取り合った数ほどけんかもしてきました そしてこれからも僕らは変わらず不変と決めた形を守り抜く
日常になって行くまで
それを当たり前にしていく僕らは
中毒みたいにいくらかさざめく街を駆け降りる急斜面の空
幾多もの光の筋は僕の身体にささり痛みのない朝を落とす
此処に そこに
君の元にも訪れる
ほんの少しの たった一つの甘えを許して
ただ、真っ向から君を愛しそして自らをも抱きしめた僕は消えない
君のことも消しさせないから 涼しい日陰の木の下で見ててよ
僕らはあと何年生きれるかなぁ
僕らを苦しめる悩みや迷い振り切って
振り絞る力もなくただ時は過ぎ
僕らは無力に終わる切なさ抱くだけさ
月光に照らされた
僕の弱さは
ずるいくらいに輝いて 嘘っぱちの光放ちまたいい加減な物言いで叶いもしない夢を今朝も語ってた
この口が この口で
僕は語ってしまった
何ら変わらないいつもと同じ退屈でぼんやりした魔の朝に
たかがってことで
さっきまではこうだったのにいきなり
変わり始めることもあるくらいって現実を見たのもその日だったね 思い返してみりゃ
いつもと変わりのない今日だからこそ免疫が損なわれ危険察知能力が鈍っていたんだね だから油断した隙にいつ起きるかわからない思いがけないなんて言い訳だけど 人生の終わりが来たんだ
悲しすぎて笑うふたりを暗い宇宙に残したままそれを眺める人 その眺める人をさらに眺める人 ずっと続く時代の渦の流れに逆らうようにはいきられなかった悲しみはもう行き先もなくて。
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