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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2442] まなざしは百万ボルト
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


明日の僕という僕のエキスがたっぷりつまった僕という液に
また今日も浸してく
僕は僕になるために
明日の僕にも今日の大事な情報をくまなく伝えていくために

さめざめとした雰囲気にのみこまれて
ただ忘れたい記憶を記憶から無理矢理に剥がす動作をしても
忘れられやしないさ
それもまた言ってしまえば一種の思い出の一部だから

サヨナラ サヨナラ
サンデー 僕だけのサンデー
サヨナラ サヨナラ
日曜日 僕のためにある日曜日

遠ざかる日々
遠ざかった後には
そこには何がある
何もないのだと
どうして言える?
見たこともないのに
急かされながら始まった旅だけど なんかの力にはなった気がするから結局たどり着いた答 昨日と一緒でこのありがとう ただありがとう

だから不意にうらやましくなって
あこがれるんだね
若い誰かに 若い肉体に いつも

あこがれのまなざしで見たりする
突き刺すほどに強く強く見るのね。

2008/04/25 (Fri)

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