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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2443] 幸せの光
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

幸せすぎる人たちは当たり前な幸せにも気づきもしないで
日々を過ごしている
それどころか今でも十分幸せなのにいつでもそれ以上最高を限りなく求めてる
だけど僕らが求めてるのは幸せすぎる人たちが簡単に吐き捨てた幸せが一番の願いでそれが最高なんだよ
僕らにしたらね

もう求めるのはやめて
自分の今を見つめたら
そんな事は言えないはずだ
今感じてる幸せじゃ物足りないと感じることだなんて
あまりにも求めすぎなのさ
もしかしたら僕はちょっとの偶然の重なりで此処にはいなかった存在かもしれない
生まれてもいない存在だったかもしれないんだ
昨日の一日はなかったかもしれないんだ
こうして退屈だなんてあくびをする今だって
そう考えたならばきっと何も言えないさ

この世界で一番大切なのは きっと
生きていられるという当たり前な幸せを
素直に喜べる心や気持ちなんだろう
小さな幸せにもずっと辿っていけば
いつかわかるその幸せの意味は大きいと
そんな事さえいい加減に忘れてしまえば
きっと僕は人間だなんて胸を張っては言えない ただの動く肉の塊

心の貧しさを立て直したら きっと君の元にも届くはず
今まで生きてこられた本当の喜びを
心から感じれる素敵な日が来るはずさ
まばゆく輝く朝の陽射しにも似た光この胸の中 絶え間なくあふれ

今までの小さな幸せだって 大きいと十分満足できるのさ
もうくだらないなんて言えなくなるだろう それがいつでも

紛れもなく本当の幸せなんだから
その意味を知れば
答えがたとえ見えなくても
それが意味と言えるだけの真実味はあるはずだ

心にあふれる幸せの光
僕は今 目いっぱい浴びている
笑顔がつくり出すのは
明日さ その先の未来でも続く

明日の僕に届くはるかなるメッセージとしびれるほどの喜びの唄 今奏でて。

2008/04/26 (Sat)

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