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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2455] カラフル パラソル
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

サッと喜べるはずの今日を引き寄せて
抱き寄せた愛を今
僕なりに愛していこうと思います 明日からも、すぐに

沢山ある計算式を
1つ1つ解いていく
君の真剣な真顔
僕は少し離れて
見ていたんだ

愛は間をおいて
少し近づきすぎぬように離れた場所で思う
けど大げさに離れすぎないように
けど近づきすぎないことも考えて

とっさに選んだカードは
僕にどんな光をくれるの?
心の闇をかき消す事出来るの?
わからない事ばかりが頭を埋め尽くし悩ませているね
解せない事ばかりで迷走したり血迷う現状をゆく

君と見つめ合うこの時間が僕にとって
どれだけの価値があるんだか
僕に教えてくれる人なんか居ない
だってそれを判断するのはいつだって僕自身だから

愛を抱き寄せる
明日をつまらなくするのもおもしろくするのも同じに僕だ
話を合わせるのはしゃくだけど
ときには策略も謀略もなしで真っ向から純粋に本当を語るときも必要らしいな

僕から少しずつ
あふれるように滲み出す虹色 カラフル
飛び出す踏み台に飛び乗る お次は何?
僕たちはいつも選択に迫られているのね

だから疲れるんです
こんなにも さあ

嘘っぱちのジャズと間違いだらけの音符が跳ねる楽譜と足の折れた譜面台
いま巷で人気の名前だけしか知らないミュージシャン
「一応」という君のセリフはワンパターンさ

さっきまで無かったのになぜ僕らは愛の催促すら出来ないの

もう愛は何処にも行けない
なめらかな指先となだらかな腰の曲線美

抜け出す術が無いなら決して小さな事で苛立たず皮肉にも負けてはならない強さを持つことが最優先
そんな状況下でも優しくいれたらもう願いの矢は的を貫いたのも同じさ

彩られてゆく沢山の白と黒の風景画
その中にとけ込んでしまう君は誰よりもはるかに美しい。

2008/04/27 (Sun)

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