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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2464] 永遠のひと
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

にわか雨 ふらり この街に降って
黄昏 夕暮れ時 心をせつない色に染めている
もう二度とはしない恋だと思っていた
けど君に出逢ってしまってからというもの
何故かそんな誓いは無意味なほどに思えた
どこかに消えていた

さよならの言葉さえなく遠ざかる日々
雨音がかき消した
静かな部屋に差し込んだ光
それが君でした

差し込む陽射しに心はあたたかく包まれ
夢のようなあたたかいぬくもりに何もかも捧げたひとよ
僕の近くかすかな息づかい
猫のようなひっそりとしたその気配 僕を包んでく
僕は待ってましたと君に運命を感じる
どんな日でも心の中に変わらぬ愛を描いて

言葉を連ねていく
その途中で
何もかもが嘘で終わるというなら
僕は全て捨てても
君のその手を離したりはしないから
どうか ねぇ
僕の近くでそんな風に永遠にいてください

僕は君以上に 愛してるって言いたいけど
僕に対する君からの愛はそれ以上に強く
何故か恥ずかしくなるほど深かった

だから僕もそれ以上負けないように愛し合おう
その繰り返しに終わりはないとしても
僕はやめないから
途切れない声とその甘い息で全て包み込んで せつない夜を

本当に必要なときだけ欲するなんて
愛がかわいそうだよな
紡ぎだすように絞り出す声は何故かいつも いつも不器用だけど 君が笑ってくれるならと少し矛盾した気持ちだけど大切な気持ちだから抱きしめている

明日もずっといつの未来でも この先
何年経っても 何歳になっても変わらず 永遠のひと
僕にとって君は大事な 大事なひとで 未来の僕にとってもそれは変わらないって伝えたい 今すぐ
永遠のひとへ
永遠に愛すべきひとに
この声で本当の心から届けと祈るようにだれより強くなによりいままでのどんな愛よりも深く君の心にこの言葉が根づくようにフォーユー。

2008/04/29 (Tue)

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