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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2513] 回る!揺れる!止まる!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

世界は
回る!
揺れる!
止まる!
そうやって
繰り返すんだ
オンザループ くるくるって回転しながらパタリと落ちてく
いつも いつだって

地球の周りを数回にかけて回りだしたら
もう止まらない
こころの周りを渦を巻くように取り囲む
不安が又今日も

僕の世界を回り始めた
回り始めた時から
気づいていたのさ
この命にはいつか来る
終わりがあること
ずっと前から もう

自転車の車輪が
ブレーキをかけて
とまる瞬間のようなかすかな振動のように
少しだけは悲しいかな
僕もこの世にお別れするときにも誰かには悲しんでもらえるのかな
それならいいのになあ

夕暮れとともに日が落ちて
日付が変わり明日になる零時がくるまで
僕は君の新しい年を待つ
年が明けると同時に僕の心の歳も変わるさ
ひとつ上になる
誰かはお姉さんに
誰かはお兄ちゃんに
なるのさ 多分ね

昨日よりももっと大人びた顔を見せてよ
ずっと日々人は代わり続ける 成長する

悲しくて 悲しくて
行き場のない気持ちを
吐き出すそのはけ口もなくて ただ涙流す

夢をみていたんだよ
君との明日を
君との未来を
ずっと、今の今まで

さよならというだけで
人は居なくなるならば
さよならなんて言わないよ
言いたくないと誰もが
口をそろえて空にいうだろう

それでも命は又今日も了解もなくさらう自由はそこにはなく
ただ運命や仕方ないという言葉だけで涙を流させる 人はその場ではその人をなによりも尊ぶくせに
たまに忘れてる始末で
自分の終わりがあるからそんな奴の事考えてる暇などないというように

世界は
回る!
揺れる!
とまる!
そうやって
続いてくんだ
便座ループ 排便するように勢いよく流れ出すんだ
汚い言葉は絶対に不必要?それとも必要?

2008/05/11 (Sun)

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